ED(勃起不全)

心因性EDになったのはストレスが原因?治療方法や薬はあるの?

2017/09/30

心因性 ED

仕事などの強いストレスで勃起しなくなったり、ペニスが硬くなりにくくなった。ストレスで気持ちが弱くなっているのに、「あー、もうこれで終わりか」といった気分になってしまいます。

これらは、心因性ED(心因性勃起不全)と呼ばれます。EDは大きくふたつに分類されます。加齢や生活習慣病、泌尿器科系の疾患などによって引き起こされるEDと、この心因性EDのふたつです。

ここでは、心因性のEDになった場合の治療や薬について調べていきましょう。

1. 最近、仕事のストレスで苦しい しかも勃起しない

30歳代、40歳代、50歳代と、年を重ねるごとに職場での責任が増し、職場での精神的ストレスが大きくなってきます。目標達成への責任、上司や部下などと何とかうまくやらなければならない、嫌な人との対人関係から来る恐怖などに接し、ストレスは日々増すばかりです

「ストレス解消!パァーと行こう!」などと言っている段階は、まだストレスは小さいのかもしれません。本当にストレスが積み重なると、ストレス解消どころではなくなり、心理的、精神的に変調をきたし、うつ病や統合失調症といった精神疾患になる可能性が高くなります。そして、性欲はあるのに勃起しなくなる症状が出てきます。これが心因性ED(心因性勃起不全)です。

職場のストレスのような場合だけでなく、家庭にもストレスはあります。排卵日に妻から迫られる重圧により、一時的にEDになることもあり、それもこの心因性EDと診断されます。

悩みが募り、誰にも相談できず、ただ、ただ苦しいばかり。このストレスやプレッシャーから「解放されたい!誰か助けてくれないか!」と、心の叫びが聞こえてきます。この苦しみは、経験をした者でないとわからないでしょう。心の苦しみは、他人には本当には理解してもらえず、その苦しみの感じ方も客観的な尺度はなく、人それぞれです。その苦しみをあなたと共有し、少しでもその苦しみが和らぐ手助けをしたいと願っています。

2. 心因性EDは自覚できる要因ばかりではない

仕事上の精神的ストレス、子づくりへのプレッシャー、その他の日常の大きな不安などが引き起こす心因性ED(心因性勃起不全)は、その要因を本人が自覚できるため、「現実心因による心因性ED」と呼ばれます。

一方、要因が自覚できない場合があります。幼少期の体験、性的なトラウマ、さまざまなコンプレックスなどによって引き起こされる心因性のEDは、その要因を本人が自覚できないため、「深層心因による心因性ED」と呼ばれます。

「早漏なんじゃないの!」と初めての女性に言われたり、「このペニスでは満足してもらえないのでは?」といった悩みは、あまり意識はせずとも、心の傷となり残ることがあり、深層心因となります。この場合、本人にもあまり自覚がないために、これが要因であることを明らかにするには時間を要するため、治療にも時間が必要となるようです。

このコラムをお読みになっている人は、おそらくは要因が自覚できる現実心因による心因性EDではないかと思われます。

それでは、現実心因による心因性EDの場合の治療方法について見ていきましょう。

3. 心因性EDに対する治療や薬は?

悩みや不安を専門医に聞いてもらい理解してもらうことによって、気分が楽になることがあります。心因性ED(心因性勃起不全)となっている要因がわかり、症状が緩和することにつながります。これが心因性EDの場合の有効な治療法のひとつとなります。

薬としては、心因性EDの場合、加齢などによるEDの場合と同様に、「PED5阻害薬」が有効な薬として処方されます。PED5阻害薬は、日本では、「バイアグラ」、「シアリス」、「レビトラ」が認可されており、投薬されます。

PED5阻害薬は、勃起を助けてくれる作用をもたらしてくれるので、これまでの勃起の弱さや、勃起が持続しない場合でも、性的欲求があり刺激を感じられるのであれば、性交がうまくいく可能性が高くなります。数回、性交がうまくいくことによって、それが自信につながり、徐々に薬に頼らなくても性交ができるようになることがあります。このようなケースを実際に耳にしたこともあります。まずは、治療を受け、薬を服用することにより、自己の症状の変化を見てみましょう。決して、ひとりで悩まず、しかし焦らず、自分の気持ちと向き合い、専門医と相談し、少しずつ確かな性交を実現し、これまで同様に、男の自信を取り戻していきましょう。

4. 心因性EDに勇気をもって真正面から向き合おう!

仕事などの精神的ストレスで心が病むことは、本当に苦しいものです。本当に心から理解できます。その上に、妻や彼女などパートナーと性交ができないとなると、癒されたいのに、それもできないのかと、悩みの深みに陥ってしまいます。生きることから逃げたい気分にもなりますよね。

こころの苦しみに真正面から勇気をもって向き合い、心因性EDに堂々と立ち向かっていきましょう。まずは身近な信頼できる友人などに相談してみるのも良いでしょう。そして気持ちが落ち着いてきたら、信頼できる診療科やED専門医を訪ね、心因性EDである可能性を堂々と打ち明けてみましょう。きっと、改善する扉が開きます。

ただもし、まだ30歳代までの若年層で、朝の勃起もなく、性交もできないような状況であれば、心因性EDはもちろんのこと、かなり強いストレスにされていることが考えられるため、精神的疾患の治療を受ける、もしくは他に、EDを引き起こす心や身体の疾患がある可能性がありますので、泌尿器科や心療内科(精神科)、ED専門の医師に相談することをお勧めします。

おわりに

心因性EDといった、こころが苦しくなる話が続いてしまいました。でも、大丈夫です。同じような苦しみで悩んでいる人は多くいます。ひとりではない。今は、助けてくれる専門医もいます。だから、思いきって勇気を出して、ひとつ前に踏み出してみましょう。

心因性EDを克服し、また以前のように性交やマスタベーションをやりたい時にできるようになる自分を想像してみましょう。少し気分が楽になってきませんか。

克服できたからといって、無理な頑張り過ぎには、どうかご注意くださいね。


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